学習塾を利用していて、子供の成績が全く上がらないという場合どうしますか?
単に子供のやる気が無いだけという可能性もありますが、もしかしたら講師の指導が行き届いていないせいかもしれません。
では、この場合、学習塾に苦情を入れても良いのでしょうか?
また、学習塾に苦情を入れたい場面というのは、生徒の保護者に限った事ではありません。
近所の学習塾に通う生徒がうるさい、通行の邪魔になっている場合なども苦情を入れるべきでしょう。
今回は、塾に苦情がある場合についてご紹介していきます。
苦情にしっかり対応してもらうためには、ただ感情的に伝えるだけでは不十分です。
正しい苦情の伝え方を知り、改善してもらえるようにしましょう。
Contents
塾に苦情を入れたい時どうする?
学習塾に苦情を入れたい時、確認しておくべきポイントがあります。
それは、苦情の内容が相手に納得してもらえるかという事です。
例えば、子供の成績が上がらないから苦情を入れるというパターンを想定します。
この場合、主な要因には子供のやる気の問題と講師の指導力の問題があります。
講師に問題がある場合は苦情の対象になり得ますが、生徒のやる気を引き出すのは本来の学習塾の役目ではありません。
そして、保護者目線では、どちらに問題があるか判断する事は難しいです。
根拠も無いのに講師の指導力が低いと主張したところで、学習塾側としては対応し辛いです。
そのため、苦情を入れる場合にはそれなりの根拠や証拠が必要になります。
普段の子供とのコミュニケーションや他の保護者との情報交換を大切にし、状況をしっかり把握しておく事が重要です。
塾に苦情を入れる方法とは?
学習塾に苦情を入れる具体的な方法としては、直接会って伝える方法や電話によって伝える方法、本社へ問い合わせをする方法が挙げられます。
直接会って伝える方法には、確実性が高いという利点があります。
しかし、相手に威圧感を与えやすく、顔を覚えられたくないという場合には避けた方が無難でしょう。
電話による方法には、手軽さと顔を合わせなくて済むという利点があります。
一般的によく取られる方法ですが、伝言という形を取られやすいため確実性では劣ります。
本社へ問い合わせは、大手の学習塾に限り利用する事が出来ます。
ホームページの問い合わせフォームへの投稿や本社への電話をする方法です。
匿名性が高く、必要であれば名前を伝えずに苦情を入れる事が出来る利点があります。
しかし、現場から遠いため対応までに時間が掛かる事、細かい苦情では対応してもらえない事が多いのです。
授業料に関する苦情など、学習塾の利用形態に関するものはこちらの方法をオススメします。
塾のバイト講師に苦情がある時はどうする?
学習塾に苦情を入れる際、伝える相手を間違えない事も重要です。
講師の指導内容に苦情を入れる場合、直接講師に伝えるようにしましょう。
塾長に伝えた方が注意をしてもらえると思うかもしれませんが、生徒の指導をするのはあくまで講師です。
人づてに聞いた苦情よりも、直接聞いた苦情の方が認識の相違も起きにくいでしょう。
苦情を入れる際に気を付けたいのが、子供の言う事が絶対に正しいとは限らない事です。
例えば、授業をサボっていたから成績が下がったにも関わらず、先生の教え方が下手だからと嘘を吐く事は十分に考えられます。
苦情を伝える前には、子供から聞いた話の事実確認を忘れないようにしましょう。
塾の騒音に苦情がある時はどうする?
学習塾に通う子供がうるさくて迷惑という場合、どのように苦情を入れれば良いのでしょうか?
騒音による苦情を入れる場合、出来ればうるさいと感じたその時に伝えた方が良いのです。
後になってから、あの時うるさかったと苦情を入れても、塾側としては対応がし辛いでしょう。
また、この場合、苦情を伝える相手としては塾長が良いでしょう。
講師に伝えたとしても、その場で謝られて終わりという場合があります。
塾長に伝えておく方が、今後の改善に期待出来るでしょう。
塾に苦情を入れる際相手に不快感を与えない方法は?
学習塾に苦情を入れる際、出来れば関係を悪化させずに伝えたいと思います。
その場合、出来るだけ相手に不快感を与えない伝え方をする事が重要になってきます。
まず、前提として感情的になる事は絶対にやめましょう。
たとえ正しい事を言ったとしても、怒鳴るという行為をするだけでクレーマーという印象を持たれる可能性があります。
感情的にならずに誠実な対応を心がければ、話も聞いてもらいやすいでしょう。
また、伝える内容にも注意が必要です。
相手が悪いと決めつけるような表現は避けましょう。
かと言って、遠回しに言い過ぎて重要性が低いと思われるのも意味がないので、伝えるべき要点はしっかり押さえておきましょう。
塾に苦情を入れても対応してもらえない場合は?
学習塾に苦情を入れても改善が見られない場合、どうすれば良いのでしょうか?
対処としては、いくつか考えられます。
まず、もう一度苦情を入れる事が挙げられます。
一度苦情を入れたとしても、上手く伝わっていなかった、もしくはそこまで重要性が高くないと判断された可能性があります。
この場合、もう一度苦情を入れる事で改善を迫る事が出来ます。
次に、しばらく様子を見る事が挙げられます。
単に学習塾側の対処が遅れているだけという場合も考えられるので、少し気長に待ってみるのも手でしょう。
最後に、転塾をする事が考えられます。
何度苦情を入れても改善が見られないという場合、環境を変えてみるのも手です。
塾に苦情があるが伝えにくいという場合は?
学習塾に不満があるものの苦情を言うのは少し気が引けるという場合、どうすれば良いのでしょうか?
苦情を入れない場合、当然改善を期待する事は出来ません。
そのため、不満を解消するためには苦情を入れなければいけません。
直接苦情を伝える事や電話で伝える事が苦手な場合、本社への問い合わせをする事が考えられます。
メールなどの文面であれば感情的になる心配もありませんし、落ち着いて伝えたい事をまとめられます。
また、子供から苦情を伝えてもらう事も考えられます。
授業終わりなどにそれとなく伝えてもらえば、少しは改善が期待出来るでしょう。
塾に苦情がある時のまとめ
学習塾に苦情を入れたい場合は、要点を押さえた主張と感情的にならない事が重要です。
相手に威圧感を与えない態度で、伝えるべき事はしっかり伝えましょう。
また、その際は伝える相手を間違えないようにしましょう。
子供の授業について苦情を入れる際は、講師に直接伝えた方が良いです。
一方で、学習塾の生徒の問題行動について苦情を入れる際は、塾長に伝えるようにしましょう。
苦情を伝える方法としては、電話による方法がよく取られます。
電話は顔を合わせる必要が無く手軽さが魅力ですが、重要性が低いと思われる可能性もあります。
今すぐ改善を図ってほしいという場合は、できれば直接会って話をした方が良いでしょう。
クレーマーという言葉がよく使われる今、苦情を入れる事をためらう人も多いです。
しかし、それが正しい主張であれば何の問題もありません。
伝えない事には改善のしようもないので、学習塾に不満がある時にはちゃんと伝えましょう。