子供を塾に通わせようと思った時、気にかける条件は何でしょうか?
授業料や塾の評判など様々あると思いますが、意外と重要なのが塾の場所です。
子供が自ら自転車で通える範囲にあれば問題ありませんが、そうでない場合は塾に行く度に送迎が必要になります。
塾によっては、送迎サービスが授業料に含まれている事もあるようですが、基本的には自分で送迎をする必要があります。
駅に近ければ電車という手もありますが、子供が小学生くらいの場合は少し心配ですよね。
また、たとえ塾が家から近くても、塾帰りに夜道を歩かせるのは危険かもしれません。
今回は、そんな塾の送迎についてご紹介します。
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塾の送迎にはどのような方法がある?
実際に送迎をする際には、どのような方法があるのでしょうか?
塾の送迎には、保護者が自ら行う場合と、塾から出ているバスやシッターに頼んで送迎をしてもらうなどの方法があります。
保護者自らが送迎をする場合、ほとんどの方が車を使うことになると思います。
場合によっては電車やバスで送迎する事もあるかもしれませんが、場所が制限されます。
保護者が送迎をするという場合には、塾の駐車場の数はどの程度か、また授業の間行動が制限される事に注意しておく必要があります。
塾の送迎は大変?
塾の送迎については、意外と大変という声が多いです。
家と塾の距離によっても大変さは異なりますが、やはり塾の送り迎えで時間を取られてしまう負担は大きいようです。
授業が週に1、2回程度であればそこまで負担にはなりません。
しかし、後々受講する教科を増やしたくなる場合があるかもしれません。
また、夏休みや冬休みの期間には季節講習があります。
どうしても送迎に縛られる時間が多くなってしまいます。
塾に送った後、授業が終わるまで行動が制限される点も見逃せません。
一旦家に戻ってからまた迎えに来るのも面倒ですし、毎回時間つぶしを考えるのも難しいところです。
塾の送迎サービスって?
塾によっては、送迎のサービスが提供されている場合があります。
送迎の費用は授業料に含まれている場合が多く、実質無料で送迎してもらう事が出来ます。
送迎サービスを行っている塾の特徴として、小学生の生徒数が多い塾である事が言えます。
小さい子供の場合は特に交通手段が限られてくるため、安心して塾に通えるように配慮がされているのです。
塾の送迎サービスは、バスを使用している場合がほとんどです。
利用する生徒数が多い場合は、定員オーバーになる可能性もあるので注意しましょう。
塾の送迎バスはどのように利用する?
塾の送迎バスは、基本的には無料で利用出来る場合が多いと言えます。
ただ、塾によってはバス代を別途支払う必要があるかもしれません。
送迎バスには、決められた停留所から塾まで送迎するタイプと、自宅前から塾まで送迎するタイプがあります。
前者の場合、停留所まで移動するのが面倒な点が挙げられます。
しかし、運行時間が短いというメリットもあります。
停留所には駅や学校前が指定される場合が多く、そこまで不便に感じる事は多くないでしょう。
個別指導塾の場合、送迎時間が生徒によってバラバラのため、そもそも送迎サービスが無い場合が多いです。
塾の送迎にタクシーは使える?
塾の送迎にタクシーを使う事は、もちろん大丈夫です。
タクシーを使うメリットとしては、好きな時間に家から塾まで直で送迎してもらえる事が挙げられます。
デメリットとしては、やはり費用が高いことです。
塾に行く度にタクシー代が掛かるのは、あまり軽視の出来ない出費です。
日本交通では、キッズタクシーという子供向けの送迎サービスも展開されています。
キッズ担当の同じ乗務員が毎回担当してくれます。
そのため、子供にとっても親にとっても安心出来るサービスとなっています。
費用の面さえクリアする事が出来れば、タクシーでの送迎は一番楽だと言えるかもしれません。
塾の送迎でトラブルになるパターンとは?
塾の送迎によって、トラブルが生じる事があります。
筆者が塾講師をしていた時に遭遇した例として、授業後に子供が迎えに来ないと勘違いしたまま、先に歩いて帰ってしまったという事がありました。
その場合は、普段から子供との会話を大事にして、認識のずれを無くせば防止出来ます。
また、塾の送迎を誰かに任せている場合は、トラブルになりやすいと言えます。
身内であればそこまで心配はいりません。
しかし、出来れば保護者自身で送迎をするように心がけた方が賢明です。
塾の送迎を友達に任せるのはOK?
塾の送迎を友達に任せる事は、出来れば避けた方が良いと言えます。
どれだけ仲の良い友達であろうと、送迎を頼まれて良い気分になる事は少ないでしょう。
1回だけであれば大丈夫かもしれませんが、授業の度に頼むような事はやめましょう。
また、同じ塾に通う子の車に一緒に乗せてもらうのも、出来れば避けましょう。
送迎する側からすると、もしかしたら利用されていると感じているかもしれません。
送迎する事が当たり前になってしまうと、自分からやめてほしいとは言いにくいものです。
交通事故が起こった場合の責任は送迎する方にあるため、たとえ頼まれても断った方が賢明です。
塾の送迎をシッターに任せるのは危険?
塾の送迎をシッターに任せる事は、友達に任せる場合よりは比較的安全です。
シッターによっては、送迎は対応してくれない可能性もあります。
そのため、シッターを選ぶ際には、サービス内容をしっかり見ておきましょう。
気を付ける点として、シッターの送迎はあくまで業務の一環であり、運転のプロではありません。
そのため、第2種免許を所持していない人が運転をする場合も多いと言えます。
事故を起こす可能性もゼロではないため、より安全を求めるのであればタクシーを使った方が無難です。
費用も、距離によってはタクシーを使った方が安いでしょう。
塾の送迎が近所迷惑になる場合って?
塾の送迎は、近所迷惑に繋がりやすいのです。
実際に筆者が塾講師をしていた時も、近隣住民からの苦情がよく入っていました。
送迎がトラブルになる原因としては、車のアイドリングによるエンジン音、排気ガスなどが挙げられます。
駐車場が住宅の横にある場合、車の頭を住宅側にして止めるようにしましょう。
また、駐車中はエンジンを切り、アイドリングストップを心掛けましょう。
駐車場が使えなくて道路脇に停車する場合は、できるだけ短時間の停車で済ませるようにしましょう。
送迎のトラブルは塾に迷惑が掛かる事になります。
その場で注意されなくても塾に電話が入る場合が多いため、普段から気を付けましょう。
塾の送迎についてまとめ
家と塾の距離が遠い場合、塾の送迎は不可欠です。
送迎の方法には車や電車、他の人に任せるなどがあります。
他の人に送迎を任せる場合に気を付けたいのが、トラブルが生じやすいことです。
特に友達に頼む場合、たとえ嫌だとしても断りづらく、一方的に不満を募らせてしまう可能性があります。
一番良い送迎方法はタクシーですが、やはり費用の面が気になります。
結局のところ、保護者自身で送迎をするのが安心です。
送迎の際の車内は、塾に向かう際、授業後のコミュニケーションを行える貴重な場でもあります。
もし時間に余裕があるならば、ぜひ自ら送迎をしてみてください。